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なか鍼灸マッサージ院の２つ目のキャッチコピーです。
患部だけではなく全身を診る治療はそもそも東洋医学の根本となる考え方です。
当院の施術はすべてが東洋医学ではなく、欧州発祥のマッサージも含みますが考え方は一緒です。

症状によって診察手順は変わりますが、まず患者さまの様子を観察しながら丁寧にお困りごとを聞いていきます。
訴えは疲労感などの全身的な症状、痛みやコリなどの部分的な症状などさまざまだと思います。

詳しくは今後のブログで書いていく予定ですが、キャッチコピーの『「木（患部）」を診て「森（全身）」を診る』は、当院の治療方針が「部分的な症状でも全身を診る」からきています。

診察は症状が現れている部位の特定から始まり、症状が現れる原因（姿勢や動作）を探ります。
このとき、症状が現れている部位と原因となっている部位が必ずしも同じとは限りません。
また症状が現れている部位をかばって他の部位が何らかの影響がうけている可能性もあります。

例えば右膝に痛みがあって脚を引きずるように歩いたら、患部の上下に位置する股関節や足関節にも余分な負荷がかかります。
左右も同様です。右膝をかばって歩くことで左脚にも余分な負荷がかかります。

患部をかばって他の部位が過剰に働くことを「代償運動」といいます。
右膝の痛みの原因は他の関節の動きが悪くて、代償運動した結果かもしれません。
この場合は右膝の痛みをとっただけでは根本解決にはなっていません。
当院は患部と患部以外の影響をうけている部位をすべてケアできるよう全身を診るようにしています。