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「後藤流按腹術」の勉強会に参加しました。按腹とは「あんぷく」と読み、主に「お腹の徒手療法」を指します。「主に」と注釈を入れたのは「後藤流按腹術」には背中の施術もあるからです。

毎月一回の開催ですが、先月から女性３名が新たなメンバーに加わりました。みなさん、明確な目的があって入会されたので、勉強会も自然と熱が入ります。

まずは「後藤流按腹術３代目」後藤治久先生のデモンストレーションから始まります。みなさん真剣な眼差しで見ています。
手元だけではなく、肘や肩、体幹、下半身の使い方を観察する必要があります。
当然、一回見ただけでは真似はできないので、これから何度も見て自分のものにするしかありません。

結合織マッサージの勉強会のブログでも書いたのですが、名人と呼ばれる人の所作は無駄がなく美しいものです。丁寧でやさしく安心感も与えます。

「どうしたら名人に近づくことができるのか？」試行錯誤して努力を続ける過程がとても大切であると私は思っています。

「どうやったら肩のチカラが抜けるのか？」「どうしたら手が密着するのか？」上手くできなくて辛い思いもしますが、施術者自身の身体や心に向き合うことができますし、受け役になることで患者さまの気持ちになることもできます。「患者さまは、こうされたら不快だな・・・自分も同じことやってるな」と実感できることで、「できていない時代」の自分も誰かの役には立っているのです。

私は後藤流按腹術と結合織マッサージの学びを通じ、最初から最後まで心を込めて丁寧に施術することが一番だと思っています。施術者の気持ちや性格は良くも悪くも施術に現れます。
技術は心を伴って成熟していくものだと実感しています。

勉強会では何かしらの気づきを発見することができます。
もっと技術向上したいな～と思う貪欲な気持ちと、自分はまだまだだな～と思う謙虚な気持ちを持って、これからも続けていきたいと思います。

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